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おりもののニオイ・色がいつもと違う?細菌性腟症の症状と原因を解説

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「おりもののニオイがいつもと違う」
「最近、おりものの量や色が変わった気がする」
「デリケートゾーンのニオイが気になるけれど、原因がわからない」

そんな変化があると、「洗い方が足りないのかな?」と気になってしまうこともありますよね。

でも、おりもののニオイや色の変化は、単に汗やムレ、汚れが原因とは限りません。腟内の環境が変化して起こることもあります。

その一つが、細菌性腟症です。

今回は、細菌性腟症とはどのような状態なのか、どんな症状があるのか、カンジダとの違いや、病院を受診する目安について解説します。

細菌性腟症とは?

細菌性腟症とは、腟内にいる細菌のバランスが変化した状態です。

腟内には、さまざまな種類の細菌が存在しています。健康な状態では、乳酸菌などが多く存在し、腟内の環境を保っています。

ところが、何らかのきっかけで細菌のバランスが変化すると、特定の細菌が増え、細菌性腟症につながることがあります。

細菌性腟症は、性行為の経験がある人だけに起こるものではありません。また、症状がほとんどない人もいます。

「ニオイが気になる=細菌性腟症」と決めつけることはできませんが、いつもと違う変化が続く場合は、原因を確認することが大切です。

細菌性腟症の主な症状は?

細菌性腟症では、次のような変化がみられることがあります。

1.おりものの色や状態が変わる

細菌性腟症では、白色~灰色っぽく、比較的さらっとしたおりものがみられることがあります。

普段よりおりものの量が増えたように感じる場合もあります。

ただし、おりものは月経周期やホルモンの変化によっても変わるため、色や量だけで細菌性腟症と判断することはできません。

2.おりもののニオイが変わる

細菌性腟症では、魚のような特徴的なニオイがすることがあります。

特に、「今まで気にならなかったのに、急にニオイが変わった」と感じる場合は、腟内の環境に変化が起きている可能性があります。

デリケートゾーンのニオイは、汗やムレなどによっても変化します。そのため、ニオイだけで原因を判断することはできません。

3.違和感やかゆみが出ることも

細菌性腟症では、ニオイやおりものの変化が主な症状としてみられますが、デリケートゾーンに違和感を覚えることもあります。

一方で、強いかゆみや赤みがある場合は、カンジダ腟炎など別の原因が考えられることもあります。

症状が似ているものもあるため、自己判断せず、気になる場合は医療機関に相談しましょう。

細菌性腟症とカンジダの違いは?

デリケートゾーンの「かゆみ」「おりものの変化」「ニオイ」などがあると、細菌性腟症とカンジダ腟炎のどちらなのか気になる人もいるでしょう。

一般的に、細菌性腟症では、

  • 薄くさらっとしたおりもの
  • 白色~灰色っぽいおりもの
  • 魚のようなニオイ

などが特徴としてみられます。

一方、カンジダ腟炎では、

  • 強いかゆみ
  • 腟や外陰部の赤み・腫れ
  • 白く濃い、ぽろぽろとしたおりもの

などがみられることがあります。

ただし、症状の出方には個人差があります。

また、細菌性腟症やカンジダ以外にも、似た症状を起こす病気があります。

「ニオイがあるから細菌性腟症」「かゆいからカンジダ」と症状だけで決めつけないことが大切です。

なぜ細菌性腟症になるの?

細菌性腟症は、腟内の細菌バランスが変化することで起こります。

腟内の環境は、月経やホルモンの変化、性行為、腟洗浄など、さまざまな影響を受けます。

特に注意したいのが、「ニオイが気になるから、腟の中までしっかり洗う」というケアです。

腟にはもともと自浄作用があるため、腟の中まで洗浄する必要はありません。

ニオイが気になると、ゴシゴシ洗ったり、香りの強いアイテムで隠したくなったりすることもありますが、洗いすぎは腟内の環境に影響する可能性があります。

デリケートゾーンは「洗いすぎない」ことも大切

デリケートゾーンを清潔に保つことは大切ですが、清潔にすることと、洗いすぎることは別です。

外陰部は、ぬるま湯でやさしく洗うことを基本に、洗浄料を使用する場合もこすらず、やさしく洗いましょう。

そして、腟の中まで洗う必要はありません。

「ニオイが気になるから、もっと強く洗おう」とするのではなく、いつもと違う変化がないかを知ることもデリケートゾーンケアの一つです。

細菌性腟症は自分で判断できる?

おりものの色やニオイだけでは、細菌性腟症かどうかを判断することはできません。

細菌性腟症と似た症状は、カンジダ腟炎や性感染症など、別の原因でも起こることがあります。

そのため、症状が続いている場合や、今までにない変化がある場合は、婦人科などの医療機関に相談しましょう。

こんなときは受診を

  • おりもののニオイが急に変わった
  • ニオイの変化が続いている
  • おりものの色や状態がいつもと違う
  • 強いかゆみがある
  • デリケートゾーンに痛みや腫れがある
  • 排尿時に痛みや違和感がある
  • 性交時に痛みがある
  • 同じような症状を繰り返している

特に、強い痛み、発熱、不正出血などを伴う場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

細菌性腟症と診断されたら?

細菌性腟症と診断された場合は、症状や状態に応じて医療機関で治療します。

治療には、細菌の増殖を抑えるための抗菌薬が使用されることがあります。

「デリケートゾーン用ソープを変えれば治る」「洗浄すれば改善する」というものではありません。

気になる症状がある場合は、自己判断でケアを続けるのではなく、まず原因を確認することが大切です。

「いつもと違う」に気づくことから始めよう

おりものは、月経周期やホルモンの変化などによって、量や色、状態が変わります。

そのため、少しの変化にすべて敏感になる必要はありません。

一方で、

「今までと明らかに違う」
「ニオイの変化が続いている」
「かゆみや痛みも出てきた」

という場合には、体からのサインかもしれません。

ニオイが気になるからといって、洗いすぎたり、香りで隠したりするのではなく、まずは自分の体の変化に目を向けてみましょう。

デリケートゾーンのケアは、清潔に保つことだけではありません。

自分の「いつも」を知り、「いつもと違う」に気づくこと。

それも、自分の体を大切にするためのケアの一つです。

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