デリケートゾーンのできものが痛い…原因は?考えられる症状と受診の目安
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デリケートゾーンに、赤いできものや小さなしこりができて「触ると痛い」「歩いたり座ったりすると気になる」と感じたことはありませんか?
デリケートゾーンのできものには、毛穴の炎症や摩擦など、日常的な刺激によって起こるものもあれば、治療が必要な症状が隠れている場合もあります。
見た目が似ていても原因はさまざまなので、無理につぶしたり、自己判断で薬を使ったりするのは避けたいところです。
この記事では、デリケートゾーンに痛いできものができる主な原因や、できものがあるときのケア、病院を受診したほうがよい目安について解説します。
デリケートゾーンに痛いできものができる主な原因
デリケートゾーンは、下着やナプキンなどによる摩擦、汗や蒸れ、ムダ毛処理など、さまざまな刺激を受けやすい部分です。
そのため、ちょっとした刺激がきっかけで赤みや腫れ、できものが生じることがあります。
毛嚢炎(もうのうえん)

毛穴の周りに細菌などが入り込み、炎症を起こす「毛嚢炎」が原因のひとつです。
赤いポツポツや膿を含んだできものができ、触れると痛みを感じることがあります。
カミソリやシェーバーによるムダ毛処理、汗や蒸れ、下着との摩擦などがきっかけになることもあります。
埋没毛

ムダ毛処理などによって毛が皮膚の内側に入り込んでしまうと、毛の周囲に炎症が起こることがあります。
赤く腫れたり、しこりのようになったりして、痛みやかゆみを感じる場合もあります。
気になって毛を無理に取り出そうとすると、皮膚を傷つけて炎症を悪化させることがあるため注意しましょう。
摩擦や蒸れによる炎症

デリケートゾーンは、下着や衣類による摩擦に加えて、汗や経血、長時間のナプキン使用などによって蒸れやすい部分です。
こうした刺激が重なることで、赤みやヒリヒリ感、腫れなどが起こることがあります。
特に、生理中や暑い季節、運動などで汗をかいたときは、いつもより蒸れやすくなります。
バルトリン腺の腫れ
膣の入り口付近には、バルトリン腺という分泌腺があります。
この部分の出口がふさがったり、炎症が起こったりすると、膣の入り口付近にしこりや腫れができることがあります。
小さいうちは違和感程度でも、腫れが大きくなると座る・歩くなどの動作で強い痛みを感じることがあります。
気になるしこりがある場合は、自己判断せず婦人科などで相談しましょう。
感染症などが原因の場合も
デリケートゾーンのできものの中には、性感染症などが関係しているものもあります。
たとえば、性器ヘルペスでは、痛みを伴う水ぶくれやただれなどがみられることがあります。
また、できものだけでなく、かゆみや痛み、排尿時の違和感、おりものの変化など、ほかの症状を伴うこともあります。
「ニキビかな」と自己判断せず、気になる症状がある場合は医療機関に相談することが大切です。
できものの状態だけで原因を判断できる?
「赤いから毛嚢炎」「しこりだからバルトリン腺」と、見た目だけで原因を判断することはできません。
たとえば、赤く腫れて痛いできものでも、毛穴の炎症だけでなく、ほかの原因が関係している可能性があります。
また、できものの場所や大きさ、痛みの程度、発症した時期などによっても考えられる原因は異なります。
そのため、次のような特徴がないか確認してみましょう。
- どの場所にできているか
- 赤みや腫れがあるか
- 触ると痛いか
- 水ぶくれやただれがあるか
- 膿や出血があるか
- どのくらいの期間続いているか
- 繰り返し同じ場所にできていないか
- 発熱や排尿時の痛みなど、ほかの症状がないか
ただし、これらはあくまで受診時に症状を伝えるための目安です。自分だけで原因を特定しようとする必要はありません。
デリケートゾーンにできものがあるときのケア
痛みのあるできものができたときは、まず刺激を増やさないことを意識しましょう。
できものをつぶさない

気になるからといって、できものをつぶしたり、膿を押し出したりするのは避けましょう。
皮膚を傷つけることで、炎症が悪化したり、細菌が入り込んだりする可能性があります。
ゴシゴシ洗わない

清潔にしたいからといって、強くこすって洗う必要はありません。
デリケートゾーンの皮膚は刺激を受けやすいため、洗うときはぬるま湯でやさしく洗い、洗浄料を使用する場合も強くこすらないようにしましょう。
できもの自体を何度も触ったり、こすったりするのも避けます。
ムダ毛処理はいったん控える

できものや赤みがあるときは、カミソリやシェーバーなどによるムダ毛処理は一度お休みしましょう。
炎症がある状態でさらに刺激を加えると、症状が悪化することがあります。
蒸れや摩擦をできるだけ減らす

汗をかいたままにしない、濡れた下着をそのまま着用しないなど、できるだけ蒸れを避けることもポイントです。
生理中はナプキンを長時間つけっぱなしにせず、必要に応じて交換しましょう。
こんなときは医療機関へ
デリケートゾーンのできものが小さく、刺激を避けることで自然に落ち着く場合もあります。
一方で、次のような症状がある場合は、婦人科や皮膚科などの医療機関に相談することをおすすめします。
- 強い痛みがある
- できものが大きくなっている
- 腫れが広がっている
- 膿が出ている
- 水ぶくれやただれがある
- 発熱がある
- 排尿するときに痛みがある
- おりものなどに普段と違う変化がある
- 数日たっても改善しない
- 同じ場所に何度もできる
特に、急に強く腫れて歩いたり座ったりすることもつらい場合や、発熱を伴う場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
デリケートゾーンのできものを予防するには?
すべてのできものを防ぐことはできませんが、普段からデリケートゾーンへの刺激を減らすことは、肌トラブルの予防につながります。
洗いすぎない
デリケートゾーンは、汚れが気になるからといって何度も洗ったり、強くこすったりする必要はありません。
入浴やシャワーの際に、やさしく洗うことを心がけましょう。
汗や蒸れをそのままにしない
汗をかいたときや運動後などは、できるだけ早めに着替えるなど、蒸れた状態を長時間続けないようにしましょう。
生理中も、ナプキンなどを必要に応じて交換して、清潔な状態を保つことが大切です。
ムダ毛処理による刺激に注意する
カミソリなどでムダ毛を処理するときは、皮膚を強くこすらないようにしましょう。
処理後に赤みやヒリつきが出る場合は、頻度や方法を見直すことも大切です。
デリケートゾーンのできものが痛いときは、無理に触らないことが大切
デリケートゾーンにできものができる原因は、毛嚢炎や埋没毛、摩擦や蒸れなど、日常的な刺激によるものから、バルトリン腺の腫れや感染症など、医療機関での確認が必要なものまでさまざまです。
「ニキビだと思っていたけれど、なかなか治らない」「痛みが強くなってきた」など、気になる症状がある場合は、無理に触ったり市販薬を使ったりせず、医療機関に相談しましょう。
普段のケアでは、洗いすぎたりこすったりせず、汗や蒸れ、摩擦などの刺激をできるだけ減らすことを意識してみてください。
デリケートゾーンの変化は人に相談しにくいものですが、気になる症状をそのままにせず、自分の状態に合わせて適切なケアや受診を選ぶことが大切です。